■ 問題の指示書きを注意深く読むこと。設問の内容やその一部にきちんと答えられていない受験者が多く見られます。文書作成試験では、下書きを終えた時点でもう一度設問を読み返し、求められた課題に全て正しく答えられているか確認しましょう。
■ DALF C2以外の筆記試験は常に聴解問題からスタートします。開始の瞬間から耳を澄ませてください。
■ 試験の最中、理解できない要素が沢山あってもパニックに陥ってはいけません。尋ねられていることに集中し、文脈から内容を推測してみてください。受験者に求められているのは、聴解・筆記の資料全ての語を理解することではなく、ある課題を実行することです。したがって聴解・読解試験では、問題の指示書きから求められていることをよく理解し、その部分に集中することが大切です。
■ 時間の管理:答えが明らかだと思われる問題を早めに済ませ、難しい問題や課題に戻ってきましょう。下書きを作成する場合は、解答用紙に清書するための時間を十分に取ることを忘れずに。
それぞれの試験に割り当てられた時間をなるべく守りましょう。一つの試験が時間内に終わらず、次の試験に移る時間になった場合は、次の試験を始めることです。時間が残ったら前の箇所に戻ってくれば良いのです。
■ 聴解試験:始めに問題の指示書きを読み、質問に答えるために探すべき情報の見当を付けましょう。分からない問題では時間を無駄にせず、他の問題に集中しましょう。聞き取りが2回ある場合は(レベルにより異なります)、2度目の聞き取りでより難しく思われる問題を確認しましょう。
- 大抵の場合、答えは読んだ順番、聞いた順番に見つかります。ただし、全般的な内容に関わる問いは、設問の最初あるいは最後に来ることが多いです。
■ 読解試験:キーワードや重要な箇所を線で囲みましょう。あらゆる指標(題名、副題、記事・論文の末尾に記された情報など)を用いて、対話者(誰が誰に向けて書いているのか)をしっかりと掴みましょう。難しい単語や表現は文脈から推測してみてください。
■ 文書作成試験:与えられたテーマを注意深く読み、自分の文章を組み立てるために始めにプランを立てましょう。読みやすい文字を心がけ、分かりやすく簡潔な文で自分の考えをはっきりと伝えるように努めてください。
■ 口頭表現試験:面接官を前に硬くならないでください。質問が理解できない時、分かりにくい時には、遠慮せずに面接官に言い直しを頼みましょう。答えられないよりは頼むほうがはるかに良いのです。
そうした事態を上手く運ぶため、面接官とやり取りをするための言い回しを幾つか覚えておきましょう。