DALF (C1, C2)は、習熟した学習者のレベルに対応している上級のディプロムです。
DELF Junior - デルフ ジュニア・フランス語学力資格試験
DELF ジュニア は、フランス語の能力を証明したい中高生のために、フランス国民教育省により交付される公式なディプロムです。
DELF A1、DELF A2、DELF B1、DELF B2の4つのディプロムがあり、言語に関する欧州共通基準の最初の4レベルに対応しています。
このDELF ジュニアは、DELF一般と同じ価値を持ち、ディプロム上には、ジュニアのバージョンであることは記載されません。
DELF A1 の紹介
DELF A1 を受験するためには :
- 自己紹介、他己紹介ができる。
- 簡単な口頭でのアナウンスや指示を理解できる。
- 短い簡単な文章を理解することができる。
- 自分の名前や国籍、住所などを用紙に記入することができる。
- 簡単に短い文章ではがきを書くことができる。
- 自分についての簡単な質問に答えることができる(自分の名前、国籍、活動など)。
- 何かを買って、支払いをする。
- 誰かに簡単な質問をする。
試験とは
筆記試験
試験時間:1時間20分
試験内容 :
聴解、4つのexercices
日常的な場面に関連する3~4つの短い録音を聞いて、それに関する質問に答える(音声は2回流れます)。読解、4つのexercices
日常生活に関する資料を読み、それに関する問に答える。文書作成、2つのexercices
指示に従って、40語以上の短いメッセージを書く。
口頭表現試験
試験時間:面接5~7分、準備10分
試験内容 :
面接官からインタビューを受ける。
面接官と情報をやりとりする。
面接官と、とある場面を想定した対話を行う
採点・試験結果について
100点のうち、「最終点数」が50点以上が合格(admis/e)、50点未満は不合格(non-admis/e)、4つの分野(聴解・読解・文書作成・口頭表現)のうち、5点未満がある場合は、合計が50点以上でも不合格(除外 éliminé)となります。
DELF A2 の紹介
DELF A2 を受験するためには :
- 日常の簡単な課題(お店に行く、尋ねる、公共交通機関を利用する、等)を実行することができる。
- 丁寧な表現ができ、日常的なやり取りができる。
- 過去の出来事を話すことができる。
- 簡単な会話が理解できる。
- 自分の好みについて話し、物事の好き嫌いの理由を説明できる。
- 自分の日常生活や身の回り(趣味、仕事、友人、家族)について説明できる。
- 個人的な手紙を理解し、返事を書くことができる(招待する、お礼を言う、謝る)。
- 道順を理解することができる。
- ”et"、"mais"、"parce que"などの単語で文章をつなぐことができる。
試験とは
筆記試験
試験時間:1時間40分
試験内容 :
聴解、4つのexercices
日常的な場面に関連する3~4つの短い録音を聞いて、それに関する質問に答える(音声は2回流れます)。読解、4つのexercices
日常生活に関する資料を読み、それに関する問に答える。文書作成、2つのexercices
指示に従って、それぞれ60語以上の文章を2つ書く。
口頭表現試験
試験時間:面接6~8分、準備10分
試験内容 :
面接官からインタビューを受ける。
面接官と情報をやりとりする。
面接官と、とある場面を想定した対話を行う。
採点・試験結果について
100点のうち、「最終点数」が50点以上が合格(admis/e)、50点未満は不合格(non-admis/e)、4つの分野(聴解・読解・文書作成・口頭表現)のうち、5点未満がある場合は、合計が50点以上でも不合格(除外 éliminé)となります。
DELF B1 の紹介
DELF B1 を受験するためには :
- 出来事や経験、夢を語る。
- 希望や目標、計画について述べる。
- 自分の意見を述べ、論拠をもって正当化することができる。
- 自分の感情を表現することができる。
- 賛成か反対かを表明し、その理由を説明する。
- 主なニュース(新聞記事、テレビニュース、ラジオ番組)を理解することができる。
- 提案や仮説を立て、アドバイスをすることができる。
- 誰かを納得させる。
- 日常生活や旅行先の予期せぬ事態に遭遇したときに、対処することができる
- プレゼンテーションやスピーチを論理的な順序でまとめることができる。
試験とは
筆記試験
試験時間:1時間55分
試験内容 :
聴解、3つのexercices
3つの録音を聞いて、理解し質問に答える。
読解、2つのexercices
2つのテキストを読み、それに関する質問に答える。文書作成、1つのexercices
一般的なテーマ(エッセイ、手紙、記事等)について自分の意見を表明し、160語以上の文章を書く。
口頭表現試験
試験時間:面接10~15分、準備10分
試験内容 :
面接官からインタビューを受ける。
面接官と情報をやりとりする。
面接官に、出題された問題について見解を述べる。
採点・試験結果について
100点のうち、「最終点数」が50点以上が合格(admis/e)、50点未満は不合格(non-admis/e)、4つの分野(聴解・読解・文書作成・口頭表現)のうち、5点未満がある場合は、合計が50点以上でも不合格(除外 éliminé)となります。
DELF B2 の紹介
DELF B2 を受験するためには :
- 論拠や例を用いて自分の意見を保守することができる。
- 自分の見解を発展させ、利点と不具合について話すことができる。
- 原因と結果を話すことができる。
- 誰かを説得する。
- メモを取る
- 考えを改める。
- ニュースの要旨を理解することができる。
試験とは
筆記試験
試験時間:2時間30分
試験内容 :
聴解、2つのexercices
2つの録音を聞いて、理解し質問に答える。読解、2つのexercices
2つのテキストを読み、それに関する質問に答える。文書作成、1つのexercices
250語以上の文章を書く。
口頭表現試験
試験時間:面接20分、準備30分
試験内容 :
出題されたテーマについて、自分の見解を述べる。
面接官と議論する。
採点・試験結果について
100点のうち、「最終点数」が50点以上が合格(admis/e)、50点未満は不合格(non-admis/e)、4つの分野(聴解・読解・文書作成・口頭表現)のうち、5点未満がある場合は、合計が50点以上でも不合格(除外 éliminé)となります。