手に本を持つ日本人学生の肖像

TCF - フランス語能力テスト

TCFは、学業(学生、進学、研修など)や、職業(従業員、就職活動など)、または個人的な理由でフランス語学力を評価することを希望する、フランス語を母国語としな い16歳以上の全ての方を対象とします。

オプションで補足試験(筆記表現力/口頭表現力)も受験でき、TCF(一般)は、DAP (demande d’admission préalable pour étudier en licence en France 予備登録手続き)において、高等教育省や文化省の認定を受けています。

なぜTCFを受験するのですか

  • 効率的かつ確実なテストで、素早く試験結果を得ることができます。
  • 「言語に関する欧州共通基準(CECRL)」で評価された、国際的に認知されている成績証明書がフランス国民教育省から発行されます。
  • 成績証明書は2年間有効です。
  • 試験センターにてオンライン受験のTCF SO もあります。必須試験の結果は
    試験終了時に受け取り可能です。
  • TCF 受験のための準備は必要ありません。
  •  何度でも受験できます(各試験の間に30日間の待期期間が必要。試験当日欠席
    の場合も同じです)。また後日補足試験を受験できます(成績証明書の有効期限
    の60日前まで)。
  •  受験するたび、現在の自分のレベルを確実に記録できます。

試験内容

TCFは解答選択方式による3分野で構成される必須試験と、2つの補足試験で構成され、補足試験については受験者は必要に応じて受験を選択できます:

必須試験

  • 聴解*
    25分間:4択の解答選択方式で、29問あります。
  • 語彙・文法*
    15分間:4択の解答選択方式で、18問あります。
  • 読解*
    45分間:4択の解答選択方式で、29問あります。

補足試験(口頭表現・文書作成)

  • 文書作成
    60分間:3問
  • 口頭表現
    面接官1名と12分間の面接を行います(うち2分間は準備時間)。


*パソコンで受験するTCFSOは採点の観点から、必須試験は91問で構成されています。3分野にそれぞれ5問ずつ15問追加されていますが、これらは試験結果には含まれません。

*パソコンで受験するTCFSOの場合、聴解、語彙・文法、読解のそれぞれの分野にかかる試験時間は、ペーパーベースのTCF(一般)より約10分程度長くなります。

試験対策

DAPの一部でもあるTCFは、フランス語の語学力とフランス語を使う一般的な能力に基づいています。この語学力のレベルは、各自の実践の度合や能力によっても異なり、授業や参考書で勉強することによって向上されることができます。

DAPにおけるTCF試験対策のアドバイスを以下に紹介します:

受験の前には

  • TCFの試験形式や長さに慣れましょう
  • TCFの試験の流れにに慣れましょう
  • 試験問題例を見ておきましょう
  • 本を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聞いたり、録音を聞いたり、身近な人たちと会話をしたりして、できるだけ多くフランス語に触れるようにしましょう

試験の間には

  • 指示を注意深く聞いて下さい
  • 聴解のテストではとりわけ、できる限り集中しましょう
  • 必須試験ではメモは取らずに解答していきましょう。
  • 語彙・文法、読解、そして文書作成試験では、試験時間を管理して下さい。文書作成試験においては、3つの課題すべてをやらなければなりません。
試験問題例

TCFテストのトレーニング

出願方法

  • 試験日程、受験料、補足試験等につきましては、受験ご希望の試験センターへ直

接お問い合わせください。

  • 受験ご希望の試験センターにて出願を承ります。日仏学院・日仏学館では、オンラインブティックでも出願できます。
  • 出願の持ち越しやキャンセルついては「DELF DALF, TCF 試験 出願に関する規

定」をご確認ください。ご出願前に必ずお読みください。

  • 日仏学院・日仏学館の受講生、会員には、日仏学院・日仏学館での出願に 1,000円の割引があります。アリアンス・フランセーズでは、所属されているアリアンス・フランセーズで出願・受験をされる場合に1,000円の割引があります。

試験結果

成績証明書は、PDFにて、受験された試験センターよりメールで送付されます。この成績証明書は、証明書に記載された結果の発行日から2年間有効です。

TCF SO (コンピューターで受験するTCF)

TCFを実施しているいくつかの試験センターでは、ペーパーベースのTCF(一般)に加えて、パソコンで受験するTCFSOを実施しています。これはオンラインではなく、試験センターのパソコンにインストールされたアプリケーションを使って受験します。従って、TCFSOを受けるためには試験センターに出向く必要がありますが、多くのメリットもあります:

  • 受験希望日の10日前まで出願受付が可能です。
  • 聴解はヘッドホンで行うため、より集中しやすい。
  • 問題と解答欄がパソコンの画面に同時に表示されるため、ペーパーベースの場合に使用するような問題冊子と解答用紙の試験資料の扱いがなく、シンプルになります。
  • 試験結果は試験終了後に受け取りが可能(必須試験のみ)です。また、PDFでの成績証明書は約10日間(補足試験がある場合は約3週間)で発行されます。
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